過敏性腸症候群と漢方薬

過敏性腸症候群の場合は、自律神経失調症の病気と同じように症状的にも多岐にわたります。

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それらを個々の少女として体質を細かく分析していき、体質によって見ていくことを漢方では得意としています。漢方の特徴であり、強いといっていいかもしれません。ただし、難しさもあります。

やはり人の状態を見極めることができないと効果は半減してしまいます。漢方は長い期間での処方が必要なために、半年ほど服用すれば9万円ほどの費用がかかることもザラにあります。いくら服用しても過敏性腸症候群の改善が見られないとしたら信用も無くしてしまいます。そのために漢方の処方は確かな眼が必要なのです。ですので、過敏性腸症候群の症状とその人の体質を見極め、適切な漢方薬で治療していきます。この治療法を弁証論治と呼びます。

過敏性腸症候群の場合には漢方のタイプに分けると6タイプに分かれます。

もちろん、はっきりとした枝分かれをしているわけではありません。曖昧な線が引かれている場合がほとんどです。そして、過敏性腸症候群の症状が見られるからといって必ずこの6タイプに属しているというわけでもありません。

イライラやゆううつなど精神的な症状が多い肝脾気滞証、疲れるとイライラが来る脾虚肝乗証、疲れやすい状態である脾胃気虚証、手足やお腹の冷えがある脾胃陽虚証、足腰のひえがひどい脾腎陽虚証、ベトベトのうんちが出る脾胃湿熱証とわかれています。つまり、お腹が冷える人、張って痛む人、シクシク痛む人など過敏性腸症候群の症状以外にも細かい状態によって出す漢方薬も変わってきます。ただ、脾というもの解剖学、機能学的な脾臓を表し、肝が肝臓を表すというわけではありませんので、同一単語ではないことを注意してください。

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